サンクコスト
サンクコストということばがあります。

「サンクコスト」sunk cost、日本語では「埋没原価」といいます。 

もう使ってしまった費用で、取り返すことのできないもののことを言います。



たとえば、レンタルビデオを借りてきた。
そのビデオがぜんぜんおもしろくない。

でも、もちろん、もうレンタル料は払ってしまっていて、そのお金は返ってきません。


ビデオを見ていてもおもしろくないときは、テレビを見ることも、
外に遊びに出かけることもできるのですが、
どちらにしてもレンタル料は返ってきません。


この場合、レンタル料はサンクコスト、埋没原価です。


ビデオを見る、テレビを見る、外に遊びに行くという三つのどれを選んでも、
レンタル料は返ってきません。

つまり、三つのどれを選ぶかということについて、レンタル料は関係がないのです。


レンタル料を払ったからと言って、つまらないビデオを見続けるのは、
ほんとにつまらないことです。


大金を使って、新規事業を始めた。

経営しているうちにどうも儲かりそうにないことがわかってきた。

しかし、せっかく大金をはたいた、
ここまでやって来たのだから、もうしばらく続けよう。

この場合新規事業立ち上げの経費、累積した赤字がサンクコストです。


こういうのは、すでに取り返しのつかないものになった費用、サ
ンクコストを取り返そうとして、「せっかく」お金を使ったのだからと言いつつ、
犠牲を増やす例です。この「せっかく」というのがくせものですね。


もちろん、どの場合でも、「せっかく」と言いつつしたことで、
いい結果が出ることもあるでしょう。

しかし、気をつけなければいけないのは、どうするかを判断する時に、
「取り返しのつかない費用=サンクコスト」を取り返そうとして、判断が狂うことです。

そういう判断をしなければいけないときに、
「サンクコスト、サンクコスト」と唱えましょう。


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