サワネの著書

『戦略マップ バランス・スコアカード実践活用法』
澤根哲郎著
PHP出版
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入社試験
技術力の高さで有名な三鷹光器という会社の入社試験を紹介します
1.午前10時から正午まで:電球のデッサン
2.正午から昼食:焼き魚定食
3.午後1時から4時まで:模型飛行機の製作
1で、絵の巧拙ではなく、表現方法や着眼点を見る。
2で箸の使い方を見て、手先の器用さをチェックする。
3では説明書の手順どおりに作っているか、
細かい工夫がなされているかをチェックする。
出身大学や、学業成績は合否にまったく影響がない。
つぎは、ラーメン店「一番亭」をフランチャイズするイドム。
豪華ホテルで合宿し、そこでの親のしつけを見るのだそうだ。
宴会の準備、後片付けに参加しているか、
ちゃんと挨拶ができているかなどをチェックする。
イドムの社長はつぎのように述べる。
「最近は、印象も良く、学校の成績も良いのに、
思いやりや気配りといった人としての基本ができていない学生が多い。
そうした人材は他の業界はともかく、サービス業では絶対に通用しない」
一見奇抜な入社試験ですが、ようするに採用する社員が、
自社の社員として適しているかどうかをチェックしているのです。
自社の社員として、どのような素質がないといけないのか、
その条件を決めて、それにあった人を探しているというわけです。
手先の器用さを要求する仕事では、豆を箸でつかませる、
という入社試験を行うところもあります。
入社後の教育も大切ですけれど、入社前に選別する方がずっと楽です。
自社の社員に必要な、能力素質を考えて、
それを備えた社員の採用をすすめたいものです。
また、そのことを考えることは、そのまま現在の業務改善につながると思います。
ここでは採用の際に、あらかじめ自社に適した人を選ぶのが大切だ
ということをお話したのですが、小規模零細企業の場合には、
採用の際に注意すべき点がもうひとつあります。
それは、職種を限定しない、ということです。
たとえば、経理、営業、倉庫、製造などの職種があって、
経理で採用する場合でも他の職種についてもらうことがある
とはっきり言っておくのです。
そうすることで、後々の人のやりくりが楽になります。
(日経ベンチャー4月号 p.35~p.38)
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